指摘は愛

会社員時代、
取引先との毎日の連絡手段は主にFAXでした。
相手とも紙の上ではよく知る仲になって
スムーズにいっていると調子にのっていたある日

添削だらけのFAXが返されてきました。

相手は大手石油会社の駐在員
毎日のように連絡しているのにどうして・・・

ムカッときた私は周りの人に
文句をまき散らし、相手が悪いと
同意を得ようとしました。

でも、へー、ふーん、のオンパレード
なんなのよ~!

でもふと冷静に考え、
見方を変えると

一介の女子社員の文書を
ちゃんと読み、わざわざ返してくれる
そーだ、ちゃんと読んでくれている

と思った瞬間、有難いな、と
怒りがすっと治まり、
文句をまき散らしたことを恥ずかしく思いました。

物事は私が見ている側だけではなく
その人もその人なりに仕事しているんだな、
と気づきました。

そして、そのFAXに
ありがとう、と共に返信した、と思う。
よく覚えていないのですが、
その後は、言われたように文章を書いた覚えはあります。

何年たってもこれは忘れられません。

仕事をする上で、このことに気づけて
双方からの見方ができるようになって感謝です。

Yさん、ありがとう
今もフットワーク軽く動いていそうですね・・