私を育てた各地の人たち

船舶関係の仕事をしている際に
船籍の県ごとの担当者と主に連絡を取り合います。

入社したてのころは、港の男たちのぶっきらぼうさに
何でそんな言い方するんだよ~とめげていました。

毎日話しているうちに、口は悪いけど、いい人達だ!と
わかってくるようになりました。
そりゃそうです、毎年入ってくる新人相手に
また今年も一から相手せにゃ、と気が短いベテランさん達ですから・・

お陰で北は北海道から南は鹿児島まで、
イントネーションだけでどこの県とわかるまでになりました。(多分・・)

中でも一番泣かされたのが静岡の焼津、
そっけない、ぶっきらぼう、怒ってんの?と思うほどです。
しかし、みんな慣れてくると、多少無理なお願いや
先手をしかけてくれたり、業務を行う上でとても心強い存在でした。

やはり、人と人とのつながり、信頼関係はとても大切。
会社という箱は、人がいなければ成り立たない。
そしてその信頼関係は毎日の積み重ねで出来てます。

若い方から年配の方まで、本当によく可愛がってもらいました。
私が仕事を全うできたのも彼らのお陰です。
主に電話でやり取りするのですが、
時には冗談をいいながら、怒られながら、無理を言いながら、
仕事を通じて人間関係の楽しさを教えて頂き、育てていただきました。

声しか知らない間は、冷たそうな、目の細そうな、感じかなと思いきや
実際に会ってみると、笑顔の素敵なフレンドリーなおじさんだったりして
そのギャップも面白かったな~

あと、ヤンキーみたいにぶっきらぼうな女性が
毎日やり取りするうちに、ボケとツッコミみたいな
話し方になって、仕事が格段にやり易くなったことがありました。
退職するときに、彼女から手紙をもらい、暖かいメッセージがとても嬉しかったです。

そんなこんなで、
各地の担当者さんとのやり取りは私のコミュニケーションの
ベースと言っても過言ではありません。

皆様に心から感謝しています。